海外でたこ焼き屋を開店させる方法

日本定番のファストフードであるたこ焼きは、海外の人からも「サムライボール」などと呼ばれて高い人気を集めています。
では、そんなたこ焼きのお店を海外で出店するにはどんなプロセスが必要なのでしょうか。

①投資ビザを取得する

海外でゼロの状態からたこ焼き屋を出店するためには、どこの国であっても必ず「投資ビザ」を取得する必要があります。
ビザ発行の申請は自分で行う事ができないため、ビザ発行の代行サービスを専門にしている代理店に依頼してビザを取得するのが基本です。
しかし、投資ビザの取得自体に数千万円、代理店に支払う手数料に数十万円かかるため(国により金額が違う)、個人で海外に出店するのは難しい面があります。
もしこの方法でたこ焼き屋を海外出店しようと思うなら、共同経営者やスポンサーを募る必要があるでしょう。

②その国の永住権を得る

海外でたこ焼き屋を開店させる方法
投資ビザは海外に住んでいる人が自分の国にお店を出す事を許可するための物なので、その国に籍を置く人であれば投資ビザを取得する必要はありません。
ただし、外国人が国籍や永住権を得る事ができない国もたくさんありますし、たこ焼き屋を出店したい国にそのような制度があるのかを事前にしっかり調査しておくというのは必須です。
また、永住権を取得するには、その国で就労ビザを取得して数年間地元企業で働いたという実績も必要で、永住権取得までに5~10年程度かかる場合もあります。

③クラウドファンディングを利用する

海外出店のためにはビザ取得や渡航費用が必要ですし、たこ焼き屋の場合は海外で材料や調理機材を揃えるのも大変で、日本で買うより高額なケースも多いです。
それを全て自己資金で賄うとなるとリスクが非常に大きく、実現までに気が遠くなるほど長い時間がかかったりり、最悪の場合は海外出店の夢を諦めなければいけない状況になってしまう可能性もあります。
そんな時はインターネットから不特定多数の人たちから資金を募る事ができる「クラウドファンディング」を利用するのも一つの手です。
金融機関などからお金を借りるのと違って、事業が失敗してもお金を返済する必要がありません。
また、資金を投資してくれた人はそのたこ焼き屋に強い関心を持ってくれている人ばかりなので、出店した暁にはお客さんになってくれる可能性も高く、日本に居ながらでも海外に自分のお店を宣伝する事もできます。

④まとめ 海外でたこ焼きを出店する際は事前のリサーチが大切

ここまで書いてきたように、たこ焼き屋を海外に出店するためには色々と複雑なプロセスが必要です。
さらに、日本のたこ焼きがそのまま海外で受け入れられるとは限らないため、その国の味や文化なども含め、事前にしっかりとしたリサーチを行う事も大切です。
とは言え、昨今の日本食ブームのおかげで、たこ焼きが海外の人たちに受け入れられる地盤はしっかりできていますから、しっかりとした計画を立てて出店をすれば、大成功のチャンスも十分あるのではないでしょうか。

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