たい焼き屋を開店するのは簡単?必要な手続きと心構え

日本人にはお馴染みのホカホカで甘~いたい焼き。普通の飲食店よりは簡単にお店を出せそうな感じもしますが、実は結構色々と気を配らなくてはいけないところも多いんです。
今回は、そんなたこ焼き屋を開店するまでのプロセスや、覚えておくべきポイントについてご紹介していきます。

①たい焼きの調理器具を揃えよう

最近はホームセンターや通販サイトなんかでも家庭用のたい焼き機を購入する事ができますが、何となく業務用の器具は特別なルートで購入しなければいけないイメージがある方も多い事と思います。
しかし、最近はたい焼きの鉄板もガス台(電気式もアリ)もどちらも通販サイトで揃える事が可能です。
価格はガス式・鉄板付きの物が30万~40万円、電気式・鉄板付きの物で70~80万円程度が相場となっています。

②店舗の広さと場所について

たい焼き屋を開店するのは簡単?必要な手続きと心構え
たい焼きはテイクアウトで提供するのが基本なので、店舗の大きさは全体で5坪程度あれば十分です。
お店は広さよりも立地が重要で、賑わっている商店街の一角や学校が集まっているところ、大型スーパーや駅周辺などの場所が人気となっています。
たい焼き一本でやっていくなら売り上げの単価が低くなりがちなので、土地の賃料と売り上げのバランスを考慮して開店する場所を決めるのがベストです。
中には新しく物件を借りたり買ったりせずに、車を改造して移動店舗にしたり、住居の一角でたい焼き屋を開いている方もいます。

③たい焼き屋開店に必要な手続きの種類と流れ

たい焼き屋を開店する際には、基本的に以下のような流れで手続きや開店準備を進めていきます。

1.必要機材の購入・店舗探し
2.店舗の整備を建築業者などに依頼する
3.保健所に営業許可を取る
4.食品衛生責任者の資格を取る(調理師・栄養士は不要)
5.消防署に火を使用する設備等の設置届を提出する
6.税務署に開業届を提出する

なお、営業許可を取る時は申請から承認まで10日くらいかかる事があります。
また、保健所に許可証を発行してもらう前に店舗の衛生チェックなども受けなくてはいけないので、きちんと設備を整えてから申請するようにして下さい。

④たい焼き屋の開店資金はいくら必要?

・物件購入費…場所による
・店舗改装費…200万円程度(40~50万円/坪)
・調理機材…ガス式30~40万円、電気式70~80万円
・材料費&雑費…30万円前後(初回)

こちらはあくまでも平均的なたい焼き屋の例ですが、開店資金としては店舗を購入する場合で400万~500万円程度、賃貸の場合で250万~300万円程度が相場です。
ただまぁ、開店するまでに必要な生活費や人を雇う場合の人件費などは含まれていませんので、場合によってはもう少しかかるケースもあります。
とは言え、通常の飲食店だと数千万円かかる事も珍しく無いため、それに比べれば比較的低コストで開店できるでしょう。

⑤まとめ たい焼き屋の開店は計画的に

たい焼き屋は初期投資があまりかからず、事業を興しやすい業種ではありますが、その分売り上げ単価が低いため、下手をすると開店にかかったお金を回収できないなんて可能性もあります。
たい焼き屋で成功するためにはしっかりとした計画・準備が必要ですので、行き当たりばったりで開店するような事が無いように心掛けましょう。

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