タイのバンコクでたい焼き屋さんを出店する方法

タイのバンコクでは日本食が大ブーム。たい焼きも例外では無く、タイ定番のおやつ「カノムクロック」と似ている事もあって老若男女に大人気です。
そんなバンコクでたい焼き屋さんを出店できれば大きなチャンスになりそうなのですが、そのためにはどんな手段を取る必要があるのでしょうか。

①たい焼き屋を出店するならバンコクがオススメ

タイ国内には2018年の時点で750件程度の日本食レストランがあるそうなのですが、そのうち360件近くがバンコク市内に集中しています。
ラーメンやお寿司なんかのお店だとかなり競争率が高そうですが、たい焼き屋は今のところほとんど無いので、激戦区のバンコクでも十分成功のチャンスがあるでしょう。
しかもタイ人は甘~いお菓子が大好きな国民性。小豆も普通に食べるので、世界的にはちょっと苦手という人も多いあんこも受け入れられやすいのではないでしょうか。

②バンコクでの出店には営業許可証が必要

タイのバンコクでたい焼き屋さんを出店する方法
バンコクでも日本と同じように、たい焼き屋などの飲食店を出店するためには許可が必要です。
飲食店の規模によって必要なライセンスは変わってきますが、店舗に広い面接が必要の無いたい焼き屋の場合だと、200平米以下の飲食店に適用される「営業届出証明書」を申請すればOKです。
申請は自分でもできますが、よく分からないという場合はタイへの飲食店出店をサポートしてくれる代理店の手を借りてみるのも良いでしょう。

③自分でたい焼き屋の出店申請をする方法

自分で営業届出証明書を取得しようという時は、以下の手順で申請を行います。
なお、この手続きは日本国内にいても可能ですが、必ず実地検査があるため、バンコクのお店に立会人をおいておかなくてはいけない事に注意して下さい。

1.申請書(様式Sor・Or1)、法人と登記簿のコピーまたはパスポート・IDカードのコピー、営業所のタビアーバン(住民票のようなもの)、法人登録証(法人のみ)をバンコク環境管理課に提出する
2.折り返し立ち会い検査の日取りを伝えられる
3.衛生面や設備のチェックが行われる
4.食品衛生研修を受講、テストを受ける(テキストを見ながらなので簡単)
5.調理者は健康診断を受ける
6.営業届出証明書の発行

ちなみに、ライセンスは2000バーツで発行、更新は1000バーツ以下で行えます。

④代理店に依頼する時は詐欺に注意!

バンコクには日本人などの外国人の出店をサポートしてくれる業者がいくつかありますが、中には手付け金や出店費用を持ち逃げするような悪質な詐欺事件も発生しています。
また、店舗を建てる際にも現地の建築屋に不当な額の料金を請求される可能性もあります。
日本と同じ感覚で色々な手続きや準備を業者に依頼すると思わぬトラブルに繋がる事もあるため、ある程度現地の事に明るく信頼できる協力者を探す事も忘れないようにしましょう。

⑤まとめ たい焼き屋出店の手続きは日本と変わらない

バンコクは日本と比べると検査基準などは若干緩めですが、保健所的なところが衛生チェックに来たり、出店の際のライセンスが必要なところも一緒です。
海外だからといって日本人の出店が難しいという訳でも無いので、「たい焼きの美味しさをタイの人にも伝えたい!」という人は、海外進出を考えてみるのも良いでしょう。
ただ、やはり海外出店には大きなお金がかかるため、できるだけ失敗しないよう、しっかり準備をしてから出店を検討したいものです。

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